第11話

シンメと約束
1,817
2020/07/16 11:00





高橋side



















『ってことがありまして…』



《それは恭平が悪いな》



『みっちー毒舌…』



道枝《確かに、言わんかったら不安になる。
でも、無理に聞いて仲悪なったら元も子も
ないやろ。》



『…せやな、確かに』



道枝《やろ?分かったんならさっさと謝りに行ってきーや》



『俺も行きたいねんけどさー…』



道枝《まだなんかあるん?》



『…もうしばらく関わらんとくねって言われた』



道枝《…あなたちゃんなりの反省の仕方なんやろな》



『あーもう完璧俺が悪いのは分かってんねん!』



道枝《やったらもう直接しかないやんって》



『今どこにいるかもわからん』



道枝《電話…もできないか》



















俺が勝手に当たって



自分の部屋にこもった後、



しばらくした後にあなたが



「ごめん、しばらく関わらんとく」



って言って出ていった



その後リビングに戻ったけど



洗い物とか、片付けとか、



全部してくれてた。



そんなことされたら



余計俺のメンタルやられるっつの 笑



















道枝《まぁ、とりあえず明日関ジュ全体のレッスンあるから、その時に捕まえたら?》



『…やな、頑張る』



道枝《おう…それと、》



『それと?』



道枝《人が喧嘩するのは、その人に
甘えてる部分があるからやねん。
絶対元の関係に戻れる。もっといい関係になれる。
そう思ってるから人はぶつかり合うねん。
客観的…つか、俺から見て恭平とあなたちゃんは
なんかほんま固い絆があるって思うねん。
多分恭平が当たった後にあなたちゃんが
言い返してこなかったのは、あなたちゃんも
自分が悪いって思ってるからやで。
…それに、さっき俺から見て2人は固い絆ある
って言ったけど、それは誰が見てもそう思うで。》



『みっちー…』



道枝《絶対2人は大丈夫。それは俺が保証する》



『…ありがとう、ほんまありがとう』



道枝《まぁ、珍しくちゃんと相談されたからさ》



『それはいつも俺が真面目じゃない
みたいな言い方するやん』



道枝《恭平は真面目の反対言葉やと思ってる》



『みっちー毒舌やな! 笑』



道枝《ふはっ 笑》



















ほんまいい同期をもったわ 笑



ほんまに幸せ者すぎひん?



明日、絶対捕まえて謝ろう



そう決心したけど



次のレッスンにあなたは来なかった。




















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