第7話

*もしも感情(こころ)がなかったら
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2018/01/04 13:40
もしも感情(こころ)がなかったら…?

ロボットみたいになるってことなんだよね?

ロボット。

あらかじめ組み込まれた  完璧なプログラム

考えることはしないから 何かに逆らうこともない。

望むことはしないから  欲がない。

そのうえ  正確。

それに対する僕らはどうだろう?

プログラムなんかないから データの書き込みも運営も自分自身

考えてしまうから  目の前のことにすら迷いが生まれる。

望んでしまうから  求める度になにかを傷つける。

どっちがいいか なんて見ればわかるんだ

ロボットは  なんて立派なんだって。

でも

「じゃ、ロボットになるかい?」

そう聞かれたら  僕は絶対にこのままを”望む”よ。

……感情(こころ)が  あるから。

感情(こころ)がなかったら

そんなことさえ  できないんだ

僕らは  いつも

勝手に傷ついたり、笑ったり泣いたり怒ったり…

忙しくて… 疲れて… たまにそれすら投げ出しくなるけれど

知らない間に  また自然とそう感じてくれる自分自身の

見えないココロというものを

それは大事そうに  大切そうに  ぎゅ…っと抱きしめるよ


もしも感情(こころ)がなかったら

ぼくらはきっと  

何を希望と呼んで  明日を生きていけたかな?

……たとえ  それがね

空の涙を誘う  雨雲の  カナシイ 

なんて感情(こころ)でもね。


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