クラスの子と仲良くなっていくうちに、また新しく友達ができた。
「ゆう」ちゃんという子だ。
なにかを企んでいるような気がした。
でも、私はすぐありえないと決めつけた。
その決断が後々、自分を苦しめるとは思わなかった。
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私の友達の間では、歌詞ドッキリというものが流行った。
歌詞ドッキリとは、歌の歌詞を相手に送り付け、相手の反応を楽しむというもの。(語彙力)
ほとんどがLI〇Eでやっている。
自分もしようと思ったが、誰にするか、悩んだ。
悩んだ末に、忙しい人に送ってもダメだろうと思い、私は
と、タイムラインに投稿した。
反応してくれたのは、かなちゃん。
私はあなたに恋してるみたいな内容の歌で歌詞ドッキリをした。
終わっても、無言が続くので自分から教えた。
ということで、こう君に歌詞ドッキリすることになった私。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。