夏休みも終わり学校が始まった
ほとんど補習で毎日会っていたから懐かしいったいう気持ちは全然ないけど
今はHLで文化祭の出し物の相談中
文化祭は2日間あり1日目は体育館発表で2日目は教室などでやる出し物なので劇をやると必然的に2日目はフリーだ
俺と結婚しよ??
なんだっけ??
思い出そうとするとこめかみ辺りが急激に痛くなってそこでわたしは意識を手放した
あれ?ここ、、、
公園??
そういって手を引かれて家に帰った
次に気がつくとそこは保健室で保健室の先生に大丈夫?と聞かれた
湊くんのお母さんと話が噛み合わなかった理由も湊くんと手を繋いだときに懐かったのもわかったお祭りの時に頭が痛かった理由も
湊くんと前にあったことある
会ったことあるどころじゃなくてもともと隣に住んでたんだ
あのお祭りの時に聞かされたんだ
転校するって
その時に悲しすぎて記憶がなくなっちゃったんだ
その時にお祭りの景品のおもちゃの指輪を湊くんがつけてくれて
そういったんだ
学校から連絡を受けて母が学校にやって来て母と帰ることになった
そういって優しく微笑んでくれた
そんな高校生みたいな会話を母としながら帰った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!