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ボーッとしてたら夕礼が終わってた。
あなた「マサキー、何ボーッとしてるの〜、帰るでしょ?」
(マサキ)「あーごめん、帰るよ」
あなた「何か考え事してたの?珍しいね〜」
(マサキ)「まー、ちょっとね。行くぞ」
あなた「行くぞって待ってたの私なんですけどー!」
(マサキ)「あー、はいはい」
あなた「もうー、流された〜」
体育のときの事考え過ぎて、一緒に帰る事忘れてた。凄い久しぶりに一緒に帰ったけどやっぱり落ち着く。
あなた「久し振りだねー、ほんとに。なんかお互いちょっとは大人になったけど一緒にいると変わらないなーって感じする」
(マサキ)「だな、お前のどこが大人になったのかは全くわかんねーけどね」
あなた「ひどーい!そういうとこマサキ変わってない〜!」
(マサキ)「(笑)」
ガキみてーなやり取りできんのもコイツくらい。俺はあまりガキっぽい事は嫌いそうだってよく言われるから、あんま他人の前でふざけた事がない。
でもコイツはふざけてるマサキが好きだよって言ってくれる。素でいられんのはこいつといる時だけなんだよね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!