(ユイ)「うわ〜あんなイケメンと恋愛とかレベル高いなー、凄いよあんた」
話終わった頃、ちょうど先生が入って来た。席に着くとユイが私に視線を送りながらニヤニヤしてて、凄い恥ずかしくなった。
と同時に背後からの視線を感じた気がして振り返ると、後ろの席のマサキと目が合った。いつも朝礼中寝てるのに、珍しい。
あなた「おはよ、珍しいね?朝からマサキが起きてるなんて」
(マサキ)「あー、ユイの声がうるせーから寝れなかった」
あなた「…あ!ってことはまさか…」
(マサキ)「うん。聞こえてた、話」
あなた「うそー…、あれ嘘だから、気にしないでね!」
(マサキ)「聞きたくて聞いたわけじゃねえし」
あなた「ごめんごめん、もうーユイ…」
まさかマサキにも聞かれてたなんて。恥ずかしすぎる…あ、でも桜井先生の名前は出してないから相手はわからないか。
なら良いけどさ…、とか思ってたら朝礼が終わって、私たちは教室を移動した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!