ジェットコースターの順番が次になった。
私はこわくて胸がドキドキしすぎて無言になっていた。
それに気づいた臣君が声をかけてきてくれた。
臣君(本当は聞こえてるんだけどな…可愛いこと言うなよ///)
すぐ後ろで羨ましそうにこちらを見つめる剛典に私はまだ気づかなかった。
ジェットコースターに乗ってるとき 私は怖くてつい臣君の手をぎゅっとつかんでしまった。
ジェットコースターを乗り終えて私は臣君に謝った。
次はお化け屋敷に行くことになった。
私たちは、
臣&心優ペア、今市&あなたペア、剛典一人になった。
5人ではいって1番前に今市&あなたペア
真ん中に剛典
後ろに臣&心優ペアで入った。
私は怖すぎて、途中何度も今市くんに抱きついてしまった。
その時はなにも思わなかったが、
お化け屋敷をでてすごく恥ずかしくなった。
剛典(ずるいなぁ…あなたに抱きつかれるなんて)
まだ私は知らなかった。
剛典がずっと嫉妬していたなんて…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!