第16話

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2017/11/11 13:49
                 

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ある日突然出会った不良っぽい男の子と友だちになりました。







ーー以来、翔也くんはバイトの日、送ってくれるようになった。

私は申し訳ないと言ったけれど、彼は首を縦に振らなかった。
翔也
翔也
どうせ暇だし


そう言って、必ず家まで送ってくれた。


正直なところ凄くありがたかった。

あの日不良から絡まれた恐怖は今でも残っていた。


親は夜いないことが多く、送り迎えはしてくれない。

かと言って、バイトをしないと自分の好きなものを買うことができない。

私の家庭は、複雑な事情があって、お小遣いがない。

一言で言えば貧乏だった。


だから、翔也くんという存在が心強かった。

信頼もしていた。






次第に翔也くんのことを考える時間が多くなった。

相談ごとも乗ってくれた。





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