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第22話

秘密 ~ 中編 ~
2,051
2018/04/01 09:12













月曜日の2時間目。


水曜日の5時間目。


木曜日の1時間目。


その時間はやってくる....




ジョングク
ジョングク
え〜、 教科書134ページ開いて〜


この時間だけは皆、


チョン・ジョングクの授業を


真面目に聞いてる。


静かな教室に響く先生の声。


確かに、声質はいいと思うけど....


って、何考えてんだ私。


頭の中からもやもやする気持ちと


チョン・ジョングクを消そうと


頭を振ってみるけど、何も変わらず


頭の中はチョン・ジョングク一色。


くっそぅぅ、、、、、
ジョングク
ジョングク
おい、木村
お前授業真面目に聞いてんのか〜


ハッとするとクラスメイト全員が


こっちを見てる。

あなた

だ、大丈夫です....。



そんなこんなで今日も先生の授業が終わった。


そして、授業後毎回私は準備室に呼ばれる。


あなた

先生 、 これどこに置きますか。

ジョングク
ジョングク
あー、それはね、
デスクの本の上に置いといて
あ、ついでにデスクの整理しといて

毎回授業の教材を運びに行く。


+良いように雑用係まで


なんで私が毎回行かなくちゃいけないの.....


そんな事をぶつぶつと言っていると


ジョングク
ジョングク
ほら、ちゃんと仕事しろ


両手が塞がってるからって


こつんって頭と頭を


ぶつけてるくるチョンジョングク


顔と顔が近くて、 不意にもドキッとしちゃう


こんなことされ続けるとムカついてくる。


動かしてた体を止め、
あなた

......先生は何がしたいの?

ジョングク
ジョングク
え?
あなた

いつもいつも私ばっかり
ドキドキさせられて....!



思ってもないことが


するすると口から出てくる


なんで私にこんなことするの?


他の子にもやってるの?


なんで私なの?


ずーっと抱えてたもやもやした気持ちが


一瞬にして消え去った


.....あぁ、そっか 、


私チョンジョングクが好きなんだ、
ジョングク
ジョングク
な、何言ってんだよ..
あなた

先生ばっかり....
もう知らない、、!



そう言い捨てると私は勢いよく


準備室を飛び出た。


あーあ、やっちゃった.....


どうして私はこうなんだろう














✱✱✱








ジョングク
ジョングク
.....やりすぎちゃったか


あいつがばらまいていった教材を


拾いながらブツブツ言っていると


セラン
セラン
あら、 またイジワルしちゃったの?笑
ジョングク
ジョングク
うるせぇな....


セランを無視して


教材を集め続ける
セラン
セラン
ねぇ、 あの子のどこが
そんなにいいの??
ジョングク
ジョングク
は?
セラン
セラン
だって、グクのタイプって感じの子
じゃないし....夜のテクが凄いとか?♡


こいつ教師のくせして


こんなことを言っちゃっていいのか??


少し驚いて手を止めると
セラン
セラン
あら 、 図星?♡
ジョングク
ジョングク
うっせぇ、違ぇよ。
手なんか出してねぇよ
セラン
セラン
あの子の事好きなのは分かるけど....
あの子だけは辞めておいた方がいいわよ
ジョングク
ジョングク
え?



忠告したからね〜


と手をヒラヒラとさせながら


準備室を出ていくセラン。


" あの子だけは辞めておけ "


その言葉にもやもやしながらも


準備室を片付け職員室へ戻った。


















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