月曜日の2時間目。
水曜日の5時間目。
木曜日の1時間目。
その時間はやってくる....
この時間だけは皆、
チョン・ジョングクの授業を
真面目に聞いてる。
静かな教室に響く先生の声。
確かに、声質はいいと思うけど....
って、何考えてんだ私。
頭の中からもやもやする気持ちと
チョン・ジョングクを消そうと
頭を振ってみるけど、何も変わらず
頭の中はチョン・ジョングク一色。
くっそぅぅ、、、、、
ハッとするとクラスメイト全員が
こっちを見てる。
そんなこんなで今日も先生の授業が終わった。
そして、授業後毎回私は準備室に呼ばれる。
毎回授業の教材を運びに行く。
+良いように雑用係まで
なんで私が毎回行かなくちゃいけないの.....
そんな事をぶつぶつと言っていると
両手が塞がってるからって
こつんって頭と頭を
ぶつけてるくるチョンジョングク
顔と顔が近くて、 不意にもドキッとしちゃう
こんなことされ続けるとムカついてくる。
動かしてた体を止め、
思ってもないことが
するすると口から出てくる
なんで私にこんなことするの?
他の子にもやってるの?
なんで私なの?
ずーっと抱えてたもやもやした気持ちが
一瞬にして消え去った
.....あぁ、そっか 、
私チョンジョングクが好きなんだ、
そう言い捨てると私は勢いよく
準備室を飛び出た。
あーあ、やっちゃった.....
どうして私はこうなんだろう
✱✱✱
あいつがばらまいていった教材を
拾いながらブツブツ言っていると
セランを無視して
教材を集め続ける
こいつ教師のくせして
こんなことを言っちゃっていいのか??
少し驚いて手を止めると
忠告したからね〜
と手をヒラヒラとさせながら
準備室を出ていくセラン。
" あの子だけは辞めておけ "
その言葉にもやもやしながらも
準備室を片付け職員室へ戻った。
NEXT 後編 .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。