第5話

最愛 ~ 前編 ~
4,558
2017/11/11 13:00








ねぇ。


いつまで俺はあなたがいないと


だめなテテで居ればいい??
















あなた

ほら!!テテ起きて!遅れちゃうよ〜?

テヒョン
テヒョン
ん、、、、後五分だけ、、、
あなた

だーめ、!もう出ないと遅刻!
ほら!はやく!







幼馴染って関係になってから


毎朝あなたが起こしに来るのが日課。


小学校も中学校も今も。


絶対に来ないという日はないってくらい


毎日起こしに来てくれる。


朝の登校だっていつも一緒。



テヒョン
テヒョン
あっ、あなた〜待ってよ〜
あなた

もー、、、
ほら、テテ、早く行くよ!



パシッ


あなたは俺の手を掴んで
あなた

しょうがないなぁ〜、
テテもうしっかりしてよ〜笑




って微笑むんだ。


いつもドキドキしてんのは俺だけ。


他の人にもこんな事してるのかなとか


いつも考えてしまう。






ある日のこと。


部活の道具を取りに教室へ向かったとき。
友達A
ほんとさぁ〜もう、あなたとテヒョン
付き合えばいいのに〜笑
あなた

どうしてそうなるの笑

友達A
毎朝起こしに行くとか、もう夫婦
に見えてくる笑
あなたはテヒョンの事どう思ってるの?
あなた

ん〜、、、、幼馴染、、かな、
好きだけど、それ以上じゃないかな




走った。無我夢中で。


走ったというよりも逃げたのかもしれない。














やっぱり俺は幼馴染っていう枠からは


出られない。ずっと幼馴染。


いくらどう足掻いたってあなたには


幼馴染にしか見てもらえない。


振り向いてもらえない。


好きって伝えても冷たく拒絶されて


今の関係じゃいられなくなる。


そうなるくらいなら、この気持ちは


仕舞っておこう。


本当は幼馴染から抜け出したい。


けどもう、いいんだ。


君のそばに居られるなら。


これで俺は終わりにするよ。







そんなことを考えながら


帰り道、懐かしい公園に寄り道した。


テヒョン
テヒョン
懐かしいなぁ。。
よくここで遊んだっけ。



もう、俺の身長には合わないくらいの


小さい遊具がおいてある小さい公園。


小学校の頃、必ず辛いことがあると


俺はこの土管の中で泣いていた。


いつも見つけるのはあなた。


一番最初に声をかけてくれる。


懐かしい思い出がフラッシュバックした。



あなた

テテ、、、ごめんね、、
ごめんね、、、、







あなたの声が土管の中から聞こえた。


あなた

テテッ、、、、うわぁぁぁぁん、、、





なんで君はそんな悲しそうに泣くの。


何を思って泣いてるの。


俺のほうが泣きたいぐらいなのに。







そうは思ってもやっぱり


放っておくことはできなくて。
テヒョン
テヒョン
あなた?ど、どうしたの、?
あなた

て、テテ、?!




いきなりあなたが素っ頓狂な声を


出すから笑っちゃった。
テヒョン
テヒョン
もー、どしたの?お家、帰ろ?
あなた

テテっ、、、、







あなたは俺を抱きしめた。





やめろよ、気もないやつにそんな事。


ほんとわからねぇ。


俺、バカだから期待しちゃうよ、、、?









































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