ねぇ、テテ。
いや、テヒョン。
本当は私、知ってるよ。
テヒョンが私のこと好きなの。
言っておくけど、
テヒョンが思ってるほど
自分の気持ち隠しきれてないからね?笑
バレバレだよ、?笑
体育祭のときだって、
とかいって、笑
もー、本当にびっくりした。
告白されそうだなって
思ったから逃げちゃったじゃん笑
本当はね、私もテヒョンのこと好きなんだよ。
大好きなんだよ。
本当に好きだよ。
でもね、私には時間がないんだ。
私にはもう時間が残されてないの。
言わなくても感の鋭いテヒョンなら
分かるでしょ?
そういうこと。
だから、あの日だって
テヒョンが居るの分かってた。
なのにあんな傷つけるような言い方して
ごめんね、?
本当にごめんね。
ああ言うしかなかったの。
傷つけるような言い方だけど
それしかなかったの。
私に未来なんてないから。
私は大人になれないから。
私はテヒョンと一緒に生きられないから。
なのにテヒョンを期待させるような
無責任なことできないでしょ?笑
本当はテヒョンとデートして、
海とか行っちゃって、
大人になったら高級レストランで
一緒にディナーして!
とか、色々したかったけど、
今の私には無理なんだ、。
本当にごめんね。
私の我侭だけど許して、?
最後の我侭だから、許して、?
ごめんね、テヒョン。
大好きだよ。
愛してる。
絶対忘れない。
もし、来世があるなら
次はテヒョンと一緒になりたいな、笑
PS. この手紙を読んでるってことは
もう私は居ないのかな、
テヒョン、自分のためにも私なんか忘れて
早く次の道に進んでね、!!
親愛なるテヒョンへ
あなたより
学校から帰ってくると、
俺は突然あなたの訃報を聞いた。
最近休みがちだったのも
病気のせいだって。
そして、あなたの母さんから
手紙を貰った。
すると、便箋からひらひらと
一枚のメモが落ちた。
" テヒョンなら大丈夫。
ずーっと見守ってるからね。愛してる。 "
fin....
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。