第7話

至愛 ~ 前編 ~
3,989
2017/11/18 04:08








私はいつでも優秀。


私はいつでも優等生。


私はいつでもいい子ちゃん。







なんかもう、疲れちゃったな。


良い大学行くために、


お父さんに認めてもらうために、


みんなに信頼してもらうために、


って、


私って自分のために何かしたこと


あるのかな、?



定期考査は一位じゃなきゃだめ。


生徒会だって入らされて


やりたくもない仕事を


気持ちを押し殺してこなして、


何言われても笑って、


いつも誰かの憧れの的であって、


先生から見れば


何をやらせても完璧な優等生 ?


いい加減いい子ちゃん演じるのも


疲れちゃった。



挙げ句の果てに、


親のために結婚しろ?


家庭に入れ?


何歳だと思ってるのよ。


私だってやりたい事くらいあるのに。


それを面と向かって言えないんだから


私って弱いんだろうな。




もう、生きてる意味ない。






あなた

もう、、、、、
いいかな、、、、、




私は屋上のフェンスを乗り越えた。


あなた

ここからなら確実よね、?



ガチャ


誰かが屋上の扉を開けた。


ソクジン
ソクジン
え?
あなた

あっ、

ソクジン
ソクジン
あなたさん!!!
何やってるんだ!!!!!!
あなた

え、あっ、!





先生が勢い良くフェンスを


登り始めた。


私は突然のことに驚きを隠せなかった、



ソクジン
ソクジン
早く、あっちに行きなさい!!!
あなた

、、、、、や、、

ソクジン
ソクジン
え?
あなた

、いやよ、!!!!!

ソクジン
ソクジン
どうし、、
あなた

もう死にたいの!!!!!
楽になりたいの!!!!!!

ソクジン
ソクジン
ダメだ!!!!!!
あなた

もう、、嫌、な、、の、、、泣

ソクジン
ソクジン
何かあったのか、
先生に話してごらん、?
あなた

うっ、、、うっ、、、泣


私は泣いた。


泣きじゃくった。


涙が止まらなくて


どんどん雫が零れ落ちてくる。


こんなにわんわん泣いたのは


どんだけ久々かってくらい


子供みたいに泣いた。





その後、気を持ち直したときには


何故か保健室のベッドの上にいた。




ソクジン
ソクジン
お。落ち着いた?
大丈夫、?
あなた

あっ、、、はい、、、
すみません、ありがとうございます。

ソクジン
ソクジン
いえいえ。
ジョングク先生には体調不良って
伝えておいたから。
あなた

あの、、、、、

ソクジン
ソクジン
ん?
あなた

さっきの事は全て忘れて下さい、、
私、、、どうかしてましたよね、、、
だ、だから、全部忘れて下さい、

あなた

失礼しました、、、



ベッドを降り保健室を出ようとする


私の手を先生は掴み

ソクジン
ソクジン
そんな顔して教室戻るの?
あなた

え、?



洗面台に付いている鏡を見ると


私の目は赤く腫れ上がって


まさに " 泣いていました "


と言わんばかりの目をしていた。


あなた

あっ、、、大丈夫です、

ソクジン
ソクジン
話、、、聞かせて、?
人に話すと、、スッキリするよ、、?




" 人に話してみれば "


そう思えば私には


相談できる友達が居ない。


これまで友達が居たことすらない。


先生のありきたりな一言なのに


何故か嬉しくて、


自然と涙が溢れ出た。



あなた

せんせ、、、、泣
話、、、聞いて、もらえ、ます、か、?

ソクジン
ソクジン
うん。もちろん。




















































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