第3話

はじめての言葉
1,885
2017/12/24 01:50


私はお風呂にはいった。



湯船に浸かりのんびりしてた。



するとリビングの方から声が聞こえてきた。

カイト
カイト
まほっちゃんどうすんの?あなたちゃん。




私のことの話か。
カイト
カイト
リスナーさんにバレたらやばくない。




リスナーさん?誰それ。
マホト
マホト
大丈夫。俺がなんとかする。




迷惑なのかな私。
あなた

あがろ。



あ、タオルなかった。あと替えの服。ないや。
あなた

あのー。タオルください。

マホト
マホト
あ、今持ってくー!
あなたはもう一度風呂の中にはいった。
マホト
マホト
ごめんね!おまたせ。あと替えの服貸す
あなた

ねー。あなたのお名前は

マホト
マホト
俺?マホト。さっきのやつはカイト
あなた

リスナーさんって誰なんですか。

マホト
マホト
あー。さっきの話?
あなた

きこえた。から。

マホト
マホト
俺YouTubeやってて、
あなた

あー。YouTube。それの人。

マホト
マホト
おう。てか聞いてたなら言うね


マホトが急にお風呂のドアをあけてきた。
あなた

え。


マホトは私を抱きしめてくれた。
マホト
マホト
大丈夫。俺が絶対守ってあげる。

涙がこぼれそうになった。

だって。













こんなこと言われたことなかったから。

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