神「でも学校とか辛いな、」
あなた「でもしょうがないよ」
藤「俺も頑張って手伝うわ」
あなた「ありがとう」
神「ピアノは?」
あなた「弾くよ?
当たり前じゃんw」
小「今日も?」
あなた「うん」
藤「じゃあはい」
藤井くんは手を出してきた
あなた「ありがとう」
もう足が動かないから、
あんまりいい曲は弾けなくなってしまった
いつまで、
♪〜
弾けるのかな
〜♪
神「今日は止まらんかったやん」
あなた「うん」
でも、なんか嬉しくない、
前まで、
完璧に弾けたからすごいと言われた
ALSが分かって、
足と手が動きづらくなると、
曲が止まったりした
続けて弾いて、
弾き終わったら頑張ったねと言われた
足が動かなくなって、
ペダルが踏めなくなっても
最後まで弾いたら
今日みたいなことを言われて、
褒められるレベルがどんどん下がって行く
哀しくなる
哀しくて
涙が出そうになる
でも、それをぐっと堪えて
毎日ピアノを弾いている
褒められるレベルがどれだけ下がっても
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!