藤「あなた、俺、頑張ったで」
流星くんはそう言いながら
親指で私の涙を拭った
あなた「すおい、」
藤「ありがとうな、」
中「サプライズ成功やん^^*」
藤「でも、まさか泣いてまうなんてw」
私もそう思ったよ、
でも、どんなに難しい曲を弾けた時より、
コンクールで賞をとった時より、
いい涙を流せた、
藤「この病院、こんな綺麗やったんやな、」
流星くんは屋上の手すりに腕をかけた
桐「働いてる人もあんま知らんとこやで
特別やぞ〜w」
あなた「、っ!」
中「あなた?」
一瞬、
心臓に激痛が走った
あなた「らんえ、もないお?」
中「寒いか?
もう戻ろか」
桐「せやな
続きは部屋でやろか^^*」
淳太くんと照史くんはお互いを見合って軽く頷いた
そして私たちは屋上を出た
神「はぁ〜、あったか〜」
病室は暖房でポカポカしてた
桐「今日は2人ともここに居ってええよ」
小「ええの?」
中「流星も泊まるか?」
藤「え、俺ええの?」
中「特別やなw」
桐「ちょっとクリスマスには早いけど、
俺らからのプレゼントやな^^*」
やった、
今日はみんなと居れるんだ、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。