第10話

#10
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2017/11/15 09:10
Daiki
もしもし?!
安心できたのも束の間、電話に出たのは彼女ではなかった。
医師
この携帯の持ち主の、お知り合いの方ですか?
Daiki
はい、そうですけど…あなたは?
医師
私はJUMP病院の山田と申します。実はこの携帯の持ち主の方が、事故に遭われて...
Daiki
えっ!? 事故!?
色々と聞きたい気持ちを抑えて、電話の相手の次の言葉を待った。
だけどそれは、俺にとって残酷な内容だった。
医師
ほぼ…即死でした。JUMP病院に来ていただけますか?
Daiki
すぐ、行きます!
電話を切って、JUMP病院に向かった。
運転中、俺の頭の中は “即死” という言葉で埋め尽くされていた。
病院に着いて、彼女のことを看護師に尋ねると、白衣をきた男の人が俺の所へきた。

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