第7話

バレた。
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2018/03/05 13:36

「…うぅ…うん…」
隠しきれないなと思った。
でも、言ったらひかれる。でもでも隠せない。
だから、そう返事した…ん、だけど…。

「「おおお!!」」
二人からは何故か嬉しそうな声が上がった。
な「推しキャラがいればいいっていうあなたちゃんが…」
ま「ついに青春きたな!」
「へ!?」
な「おっとめ〜」
ま「うんうん…そっかぁ(にやにや)」
「なんで!?」どうしてそうなる!?

二人の声は、嬉しそうなものからからかうようなものにかわりはじめる。
な「どこが好きなの?」
ま「なんで好きになったの?」
「えっとー…」
そんなに質問攻めされても…。
困るなぁ。

な「告んないの?」
「告れるわけないじゃん!」
ま「えーっ。つまんない」
つまんないって…
そんな事言われてもね。

なんで好きになったとか、どこが好きだとか、はっきりは言えないんだ。
だって、いつの間にか好きになってたんだし、全部好きなんだもん。

それに、告るタイミングって自分で決めたいと思う。
ちゃんと自分の気持ちを伝えられるようにってさ。
私はそう思うんだけどなぁ…人によるから分かんないけどね!?
なんか1人でぐだくだ語って恥ずかしいな!ってことではい!おしまい!!
恥ずかしい一人語りおわり!

「あー、でも、」
ま、な「なになに?」
「何となくあの時かなってのはあるよ。好きだって思ったとき」

あれは5話のときのこと…
ま、な(5話ってなんだよ…)
『俺は男だからまだいいけど、お前は女なんだから傷あと残ったらどうすんだよ』
もーっ!
あれで射抜かれました。かっこよすぎて…
な「へー。あいつにそんな男らしいとこあるんだ」
ま「意外なんだけど」 …むかむか。
な「うちらのことは蹴るのにね!」
ま「え、でもさっきのことうちらにいってきたらキモくない?(笑)」
…むかむかむかむか
ああああああああああ!(なんか前もこんなことが…)

「あーっ、言うんじゃなかった!」
な「え…ちょ、ごめんって!」
ま「ほ、ほら。うちらはさ!いつも蹴られてるから…なんて言うんだろ、びっくりってゆーか!」
慌てていう二人。むー…
「……もう悪口言わないでね」
「「分かった!!」」

くっそー怒りが収まらん。
言いたい放題いいやがってこんにゃろー。

な「でも、そのくらい好きってことだよね」
え!?
ま「あー、そうだねぇ。あなたちゃん乙女っ💓」
なんか怪しい方向に…
な「ダーリンっ♡とかやってみてよ(笑)」
んんんん!?
ま「あ、王子様♡でもいいよ」
ちょっと待てなんだ!?
おかしいでしょそれ!!

な「ほらぁ。言ってみな!」
ま「はやくはやくー」
ぐううう…
な「言ってくれたらもう悪口言わないから!」
なに!?
ま「うん、もう絶対言わない」
「……それなら…」
「「お!?」」
私は息を吸って…
「あ…ちょっと待った方いいかもあなたちゃ…」
「お、王子様!」

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