第2話

油断は禁物!!!
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2017/11/08 18:44
教室に居た、生徒達は帰り、私と伊野尾先生二人っきりになった。

「なーんで。赤点とったの?」
「知らないし」
「良くそんな頭でここ入れたね?」

はぁ?意味わかんない。

中学生の頃は頭良かったんですぅー!

でも、高校に入って学力落ちたかもな…

「とりあえず、英語の勉強やろ?」
「は?先生、数学の担当じゃないの?」
「大丈夫なの、受験って理数系にいっても、英語は必要だから」
「ふーん」

もう、先生の話なんて興味ない!!!

そう頭の中で呟いていた。

英語の勉強は終わり、帰ろとしてカバンを持ったら、伊野尾先生が近付いてきて、

「ね、保健体育のお勉強しない?」

と言われた。

保健は怪しい雰囲気だったから、私は体育だったらと言うと、伊野尾先生は、

「体育ねぇー…じゃあさ、今日俺ん家来れる?…」

と言われ、親には友達の家に泊まりに行ってくると言えばいいと思って、「はい」と言ってしまった。

嫌いだったが、まぁいいやと油断してしまった。

こういう時にあの言葉を使うんだよな…

油断は禁物。

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