第15話

崇裕先輩ver.
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2017/11/30 10:59
最近、あまりあなたが来んくなった。

今頃、どうしてんやろ?

ちょっと、教室でも行ってみるか。

俺は、昼休みをつかってあなたのいる教室に向かった。
あっ。
あなたや…
…あなたの横にいんの、宏光クンやんな…?
濵田崇裕
あなた…!
あなた

あっ!
崇裕先輩〜
どしたんですか??

濵田崇裕
あっ
最近何してんねんやろって気になって…ハハハ
あなた

あっ!そうなんですか!
最近、行ってなかったですもんね笑

濵田崇裕
おう!笑
北山宏光
崇裕先輩…後で話あるんで
あなた

(なんだろ?)

濵田崇裕
あ、うん…(なんやねん…??)
あなたと何分か話した後、宏光クンと二人きりになった。
なに、言われねんやろ?
濵田崇裕
話ってなんや??
北山宏光
あの…
俺、あなたと付き合うことになったんで…
濵田崇裕
…え?
今、なんて言ったんや…?
北山宏光
あなたと。付き合うことになったんで。
北山宏光
すみません。
でも俺、崇裕先輩には負けたくなかったんで。
それに…他にもライバルいるんで…
濵田崇裕
そうなんか…?
北山宏光
はい。
だから、早くあなたのこと奪っとかないと…取られちゃうんで…
濵田崇裕
あぁ…そうか…
北山宏光
崇裕先輩、諦めますか??
濵田崇裕
え…考える
北山宏光
そうですか。
先輩だからって、容赦しないんで。
宏光クンはそう言って、教室に戻っていった。
最悪や…

まさか…ほんまにあなたと宏光クンが付き合うやなんて…

絶対…
負けたくなかってんのに…

俺…
諦めた方がええねんな…

今、告白して…
振られて…
友達として好きになって…
宏光クンとあなたのことを応援して…

それでええんや…

告白…
告白して振られれば諦めれる。

きっと…
俺…
明日あなたに告白せな…

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