プリ小説

第14話

二人の目的と衝撃の事実
大河
大河
…それは…
草菜
草菜
その…
二人とも、言いにくそうに口ごもる。
な…なんだろ?
………………はっ。
ま、まさか…ち、地球侵略に来たとかっ?
それでまずその第一段階として、この学校を乗っ取ろうとしたわけかあぁぁぁぁぁぁっ!………………………………………………なんて、そんなわけないよね。
第一、地球侵略とかって、宇宙人がすることでしょ?
この人達、妖魔界から来たみたいだし、ないない…………多分
大河
大河
それは…
…はい、えっと…
大河くんが喋ってくれた内容、わたしでも混乱するような内容(&クソ長い説明)だったので、簡単に要点のみまとめると、次のようになりました…
・日本の学校全部に座敷わらしはいる。
・五年に一度、"座敷わらし会議"が開かれる。(まんまじゃん)
・その間学校には座敷わらしがいなくなるので、妖魔界から代理が送られる。
・大河くん達はその代理で来た。

…ということらしいです、はい。
…わ、わかってくれた?わかってくれたよね?ね?
わたし、こういうの苦手でさぁ、伝わってるか、わかんないけど…伝わってるよネ?
大河
大河
…わかりました?
わかんない!!!…なんてさすがに言えないからさ、とにかくうん….って曖昧に返事をしておく。
大河
大河
そうですか…それはよかった。
草菜
草菜
…多分わかっていないわよ
ボソッとした草菜の呟きは、幸い大河くんには聞こえなかった。
千江
千江
…あの…一つ聞いていいかな…?
小さく手を挙げ、上目遣いで、千江は聞いた。
千江
千江
あなた達は、妖魔界から来たんだよね?
大河
大河
はい
千江
千江
じゃあ、あなたはどんな妖怪なの…?
あ…あ!
確かに!それ気になるなぁ。
大河
大河
オレの妖怪姿…ですか。
草菜
草菜
…別にいいんじゃない?大河?この人達は私達を見て不気味がったりしないと思うわよ
…そ、そんなに不気味な姿なのかな…?
ちょっと体が強張る。
大河
大河
あぁ……そうだな…じゃあ…
大河くんは一言呟き、スクッと立ち上がり…
……………!!!
わたしと千江は、次の瞬間息を飲み、目を見開いた。
わたし達の目の前で、大河くんの体が、どんどん変化していた。
白い肌は美しい銀のシマ模様のふさふさの毛に。
顔は人間から大きくかけ離れた猛獣の顔つきに。
体が曲がって行き、四足歩行に。
そして、口から鋭いキバを覗かせ…
!!!
こ、これは……
恋
虎……?
わたしはその姿を見て呟いた。 
そう、目の前にいるのは、まさに虎そのものだった。虎というより、ホワイトタイガーに近いかな?
大河
大河
はい、でも正確には、"銀虎(シルバータイガー)"って言うんですよ
だ、だああぁぁぁぁっ!!!
と、虎が喋ったあぁぁぁっ!!!?
…………って当たり前か。これ、大河くんの妖怪姿なんだものね。
にしても、銀虎か…意外とかっこいいかも。
虎……いや、大河くんは頰を赤らめながらお礼を言う。
外見怖いのでその仕草をするとなんか違和感を感じる。
でも、やっぱ銀虎ってカッコいいなぁ…
…………ん?"虎(タイガー)"?
………あ。
も、もしかして、大河くんの「大河」って…
大河
大河
あ、ありがとうございます…光栄です…
大河
大河
はい…実は生命界でのオレの名は当て字なんです。
………やっぱり。
よく考えたら、苗字にも虎って入ってるし、虎の英語読みってタイガーだよね。
千江
千江
それで、草菜さんの妖怪姿はどんな妖怪なの?
あ…大河くんの話題ですっかり忘れてた。
草菜は…なんか、森の妖精さんって感じだよね?
…って、また考えなしに言っちゃったよ。見た目だけで決めつけるのはよくないって言われてるのにね。
草菜
草菜
あ、正解です
いやあってるんかい!
草菜
草菜
私は妖怪…というか、妖精です。植物の精。自慢ではないのですけど、私は植物の精の全てを司る王の娘なんです
え、ええっ!じゃあ草菜お姫様ってことになるじゃん!な、なるほど…だから、そっちのお偉いさんに選ばれるわけか…
大河
大河
…まぁ
草菜
草菜
……はい
なぜか二人は少し視線をそらした。
……え?わ、わたし、何か、悪いこと言ったかな…?
大河
大河
実は、政府がおれたちを代理に選んだのは、まったく別の理由なんです。強さとかじゃなくて
…え?どういうこと?
草菜
草菜
ある人物を探すため。それで、元妖魔界国王に仕えていた私達を指名したのです。
…え、ええぇぇー!!
ふ、二人とも王様に仕えていたの?!!
す、すごいじゃん!
草菜
草菜
…すごくなんか、ないです…………恋様に比べれば
わたしに比べれば…?
意味が分からず首をかしげるわたしを前に…次の瞬間!

ザッ

…え?
二人は、わたしの目の前で跪いて、頭を垂れていた。横にいる千江も目を丸くしている。
草菜
草菜
ずっと…ずっとお会いしたかったです、我らが主君、恋様
い、意味がわからない。どういうことなの?
大河
大河
政府が、罪になってまで探し出したい人物、それがあなたなのです
…はい?
大河
大河
…妖魔界の、偉大なる国王、金龍様。その娘こそが…あなたなのです、恋様
ゆっくりと…それでいて、力強い口調で、大河くんはそう言い放った。

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トコトコ
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こんにちは!! マイページにお越しいただきありがとうございます! トコトコです( ̄^ ̄)ゞ 中二のファンタジーが好きなトコトコです(`_´)ゞ 文章がおかしいところがありますが、そこは笑って見守ってくださいm(_ _)m ー投稿作品ー 『妖怪王女シリーズ』 『魔法少女まどか☆マギカ』 ちなみに魔法少女まどか☆マギカは、私の大好きなアニメです! あと、アニメ本編と全然ちがう物語です ー投稿予定作品ー 『魔法使いと学校生活』 『異世界デスゲーム』 こちらもシリーズにしようと思っています(๑>◡<๑) 最後に… いいねやお気に入りをしてくれた皆さん、本当にありがとうございます! これからもよろしくお願いします\(^o^)/ 最近低浮上気味ですがちゃんと書いているので応援お願いしますm(._.*)m
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