第2話

私たちの出会いは。
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2017/11/11 14:12
私たちの出会いは、二年生のクラス替えの時でした。
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二年になって、初めてのクラス替え。
私は、ちょっと緊張していた。
だって、嫌な人と同じクラスになんてなりたくないもん。
彩佳
実莉!
実莉
彩佳!どうしたの?
彩佳
どうしたもこうしたもないよ!
ほら、クラス発表見に行こう!
彩佳は私の一番の友達。
彩佳と一緒に掲示板に向かっていく。
実莉
あ、私三組だ。
彩佳
私も三組だ!一緒だよ!やったねー!!
実莉
うん!
良かった。彩佳と一緒ならどうにかなるかな。
ほっと息をつく。
その時。
うわっ、すみません!
いきなり、知らない男子にぶつかられた。
実莉
大丈夫ですよ。
とっさに返答する。
ホントにごめんなさい。怪我してないですか?
優しいなこの人。
実莉
気にしなくていいです。怪我もしてないので。
名前なんて言うんだろ。でも、いきなり聞くのも変だよね。
実莉
じゃあ、私はこれで。
は、はい!
すぐに、その場から離れた。
彩佳もついてくる。
彩佳
あの人、誰だろうね?
実莉
そうだね。誰かな。
でも、もう会うことはないだろうから。
そのときの私はそう思っていた。
階段を登り、教室にはいる。
私の席は、まだ隣が空いていた。
実莉ちゃん、このクラスなんだね、とか。
これからよろしくね、とか。
いろんな子に声をかけられる。
実莉
うん!
ってその度に答えながら、私はさっきの人の事を考えていた。

あれ?私、なんで気にしてるの?
自分の考えに不思議になる。
もう、こんな広い学校のなかで会うことなんてないだろうから。
そう思ってるのに、なぜか、もう一度会いたいって思ってる。
どうして?なんで?どうして?なんで?どうして?なんで?
頭のなかを疑問符が駆け巡る。
そのときは、あっさりとやって来た。
おはよ...朝からちょっとだるいわ...
実莉
え!?!?
あっ、君はさっきの...!
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次回は登場人物のプロフィールです!

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