第18話

story *ジヨンside*
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2018/01/08 07:42
加奈
ジヨン!
ダンスの練習後、汗を拭いていると後ろから加奈の声が聞こえてきた。
ジヨン
あぁ、加奈!
加奈
アハハ!
本当にカッコ良くなっちゃって。
なんか、体格も良くなったんじゃない!?
そう言って、俺の腕をバンバンと叩く加奈。
本当に変わってない。
昔から女っていうより、男って感じで。
昔はずっと男友達として見てたんだよなぁ。
本人には絶対言えないけど(笑)
ジヨン
…あれ、菜奈は?
さっきまでいたはずの菜奈の姿が見当たらない。
加奈
あぁ。わかんないけど、
どっか行ったんじゃない?
ジヨン
そか…
まぁ、そうだよな。
俺、あんなことしたんだし…
TOPにも謝らなきゃなーと思うけど、
目の前にしてみると、どうしても言えなくて。
結局俺は親友も、好きな人も失っちゃったのかな。
加奈
ジヨンは昔から菜奈に過保護だよな
ジヨン
…うん。そりゃ、好きだからね
加奈
ふぅん…

友達が心配して色々話聞いてくれたりして…
周りに迷惑かけちゃったけど.。
菜奈のことも、
少し前向きに考えられるようになった。
ジヨン
てか、加奈は?
彼氏できたのか?(笑)
んで、もうやってないの?
ソフトボール
加奈は昔からソフトボールをやっていて、
中学では全国大会に出るほどのピッチャーだった。
ソフトボールをやっていたあの時の加奈が一番輝いてみえた。
加奈
あぁ。うん…もうやってない。
ソフトはもう、疲れちゃった(笑)
ジヨン
そか。まぁ、彼氏っつーか彼女が加奈には合うかもね~
冗談めかして俺がそう言うと、
加奈
アハハ…殺されたいのか!
殴る真似をしてくる加奈にやっぱり女としては見れない。と思った。
ジヨン
アハハ!嘘だよ!
それからも、まるで昔に戻ったかのように、
笑いながら会話を交わした。

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