前の話
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その日の朝も遅刻ぎみでした。
よく見ると、時計がさすのはなんと出発時間の15分前。
今朝も慌ただしく始まりそうです。
◇ ◆ ◇
朝ごはんもそこそこに家を飛び出て自転車で10分。乗り捨てるように自転車を止めて、私はとりあえずとまっていた電車に乗り込んだ。
ドアが止まって、ほっとしたのもつかの間。
そう。なんと私は慌てるあまり、学校の最寄りを通過する特別快速に乗ってしまった。
これじゃ遅刻確定…。
慌てるあまりパニックになる私。
周りの視線がじろじろ。
視線に耐えきれなくなって、思わずうつむいてしまったそのとき。
声の方を向くと、そこに立ってたのは、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。