第10話

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1,889
2017/12/29 14:16
ー次の日の学校のお昼休憩ー









女子6
そーいえばさぁ
女子8
どした
女子6
好きな人できた










ふと、そんな声が聞こえてきた。










あのコが好きな人できるとか珍しいなぁ









女子7
え、まじ!?
女子6
まじ
女子10
誰なの、その好きな人って!
女子9
それ、うちも知りたい!
女子8
それな
女子6
…佐野玲於くん










え───────…?










なんで、なんで玲於なの…?










他にもいっぱいいるじゃん…なのになんで…?









女子8
え、玲於くん?!
女子6
うん
女子9
玲於くんかぁ
女子10
かっこいいもんね、
周りの男子とはレベルが違いすぎる
女子7
落ちた理由とかあんの??
女子6
それがさぁ、この前階段から
落ちそうになったら、玲於くんが
助けてくれたの。










顔を赤らめていた。









あなた

そんな…











ズキンッ










え、?










今の"ズキン"って、なに?










モヤモヤするし…









仁菜 里乃 ( ニイナ リノ )
仁菜 里乃 ( ニイナ リノ )
ん、どうかした?
あなた

え?…あ、ううん

仁菜 里乃 ( ニイナ リノ )
仁菜 里乃 ( ニイナ リノ )
そっか
あなた

仁菜 里乃 ( ニイナ リノ )
仁菜 里乃 ( ニイナ リノ )
なんかあるなら、ちゃんと言ってよ?
あなた

ありがと











どーしよう、頭が真っ白…










"玲於が離れていっちゃうかも"










そんなことだけを考えすぎて、










あのあと5人が










なにを話していたのかは、わからない。

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