ー学校
キーンコーンカーンコーン
「さむい…」
知「1時限目から 集中しないとは何事ですか!」
「さむすぎるのがわるい 」
知「授業中ずっと カイロ 触ってたやつがよく言うね」
「わるいっ?」
知「別に? ただの嫉妬だから」
「嫉妬…?」
知「そ、嫉妬。」
「なにに?」
知「こんなの 捨てて 授業中は僕のこと考えてよ 」
ほっぺを膨らまして
私の手からカイロをとりあげた
そのカイロをポケットに入れて
手を包んで意地悪そうに笑う
「そんなの… 、、」
いつも考えてるもん。
わかってるくせに
知「ほら、行こ 次実技だよ、」
「ねぇ、さりげなくカイロ取らないでよ!」
知「あれ? バレちゃった??」
「かえして〜」
知「〇〇には届かないよ〜だ、とってみなよ!」
侑李は男子の中では小さい
でも、届かない
こいつむかつく (゚⊿゚)ケッ
知「ちびだ」
「そっちこそ!」
先「はい。そこ。結婚してない先生の前でイチャイチャしない。教室もどってね…」
今にも泣きそうな先生が片付けしながら話しかけてきた
知「ごめんねっ、せんせ」
さっきまですごく寒かったのに、侑李と話すと心が 体が
すぐ暖かくなる。
恋人か…なってみたいけど、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。