(元?)1軍生徒であるあなたは、"なめられたくない"の壁を超えることが出来なかった。
そのため話しかけに来てくれた2軍生徒のあの二人も、今思えば友達ごっこをしていた1軍のあのふたりも、一向に話しかけてくれることはなくなった。そのまま卒業。
あなたは就職した今でも、そのような性格のため嫌われ者となってしまった。
よくわからない。
スクールカーストはどうすれば無くなるのか。
どうすれば1軍の"なめられたくない"という気持ちを消すことが出来るのか。
これから私たちの子孫が学生になる時、私たちは何を教えれば良いのか。
しかしそれでもいつかは、スクールカーストをなくすことが必要となってくるに違いない。
END
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。