花びらのような色をしている乳輪。
ぼくは、ゆっくりとそれに顔を近づけて、匂いを嗅いだ。
蜜のような匂いがした。
それから、舌で乳首に触れた。
「あ……ッ」
なぞるように触れていく。
唾液が道をきざんだ。
「ん……ッ…」
女のあえぎ声をききながら、ぼくは乳首を含む。
豆粒のような丸い乳首を吸い上げていく。
ちゅ……ちゅ……。
「ぁ、……は……ァ……!」
ちゅうちゅう。
「ん、……は、ぁ……ん」
ちゅう……ちゅ、ちゅうちゅうちゅう。
「ん、……ぁ、ァン」
乳首を吸い上げながら、ぼくは女のほうを見た。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!