その声に、ぼくは顔を上げた。
みると、女がまるで命をこうような弱々しい目でこっちを見ている。
(やめてください? はは、笑わせる)
ぼくは、くくっと笑った。
まるで、ぼくがひどく虐めているみたい、嫌がる女を押さえつけて、犯しているような物言いだ。
たしかに、犯している。
それは違いない。けれど、女の秘部はこんなに濡れている。まだ欲しいとばかりに、甘酸っぱい匂いを出しているじゃないか。
「や……めて、……おね、がい、します……っ」
ほんとうにやめてほしいのだろうか。
「……」
ぼくはしばらく考えた。
それから、女のアソコに手を伸ばしていく。
人差し指で、そっと触れてみた。
クチュと音がして、人差し指は簡単に第一関節まで入った。
「ぁ……っ」
ピクピクと女の下半身が揺れる。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。