-図書室-
黒澤ルビィ
やっぱり、部室出来てた!
スクールアイドル部承認されたんだよ!
国木田花丸
良かったね〜
黒澤ルビィ
うん!
黒澤ルビィ
また、ライブ見られるんだぁ〜
高海千歌
こんにちは〜
高海千歌
あ〜、花丸ちゃ〜ん!
とーっ、ルビィちゃん!
黒澤ルビィ
ぴぎゃぁ!
渡辺曜
よく分かったね〜
黒澤ルビィ
こ、こんにちは…
高海千歌
可愛い〜
桜内梨子
これ部室にあったんだけど、図書室の
本じゃないかな?
国木田花丸
あっ、たぶんそうです。
ありがとうございます〜
高海千歌
スクールアイドル部へようこそ!
桜内梨子
千歌ちゃん…
高海千歌
結成したし、部にもなったし悪いようには
しないから
ふたりが歌ったら絶対キラキラする!
間違いないよ!
黒澤ルビィ
あ…え…
でも…
国木田花丸
オラ…
高海千歌
オラ?
国木田花丸
あっ、いえ
マル、そういうの苦手というか
黒澤ルビィ
ええっ…
黒澤ルビィ
ルビィも…
渡辺曜
千歌ちゃん、強引に迫ったら可愛そうだよ
桜内梨子
そうよ
まだ、入学したばかりの1年生なんだし…
高海千歌
えへ、そうだよね〜
あっはは、可愛いからつい…
渡辺曜
千歌ちゃん、そろそろ練習だよ!
高海千歌
あっ、そっか!
じゃあね!
黒澤ルビィ
スクールアイドルか…
国木田花丸
やりたいんじゃないの?
黒澤ルビィ
えっ!
でも…
-外-
国木田花丸
ダイヤさんが?
黒澤ルビィ
お姉ちゃん、昔はスクールアイドル好きだった
んだけど、一緒にμ’sのマネして歌ったりしてた!
でも、高校に入ってしばらくたった頃…
黒澤ダイヤ
片付けて、それ見たくない
国木田花丸
そうなんだ…
黒澤ルビィ
ホントはね、ルビィも嫌いにならなきゃいけないんだけど…
国木田花丸
どうして?
黒澤ルビィ
お姉ちゃんに見たくないもの見ていられないよ!
黒澤ルビィ
それに…
国木田花丸
それに?
黒澤ルビィ
花丸ちゃんは興味ないの?スクールアイドル
国木田花丸
マルが?!ないない
運動苦手だし、ほら「オラ」とか言っちゃうし
黒澤ルビィ
じゃあ、ルビィも平気!
本屋さん
国木田花丸
まさか…
オラには無理ズラ…
-教室-
黒澤ルビィ
ぇぇえ、スクールアイドルに?!
国木田花丸
うん!
黒澤ルビィ
どうして?
国木田花丸
どうしてって…
やってみたいからだけど…
ダメ?
黒澤ルビィ
全然!
ただ、花丸ちゃんあんまり興味無さそうだったから…
国木田花丸
いや?
ルビィちゃんと見ているうちにいいなぁって
だから、ルビィちゃんも一緒にやらない?
黒澤ルビィ
ルビィも?!
国木田花丸
やってみたいんでしょ?
黒澤ルビィ
それは、そうだけど…
人前とか苦手だし、お姉ちゃんが嫌がると思うし…
国木田花丸
そっか!
じゃあ、こうしない?
黒澤ルビィ
体験…入部?
-部室-
高海千歌
ホント?!
国木田花丸
はい
黒澤ルビィ
よろしくお願いします!
高海千歌
やったー
高海千歌
これでラブライブ!優勝だよ!
渡辺曜
千歌ちゃん、待って?
体験入部だよ?
桜内梨子
要するに、仮入部っていうか、お試しってこと!それでいけそうだったら入るし…
合わないって思ったらやめるし
高海千歌
そうなの?
国木田花丸
いや、まぁ色々あって…
渡辺曜
もしかして、生徒会長?
桜内梨子
じゃあ、とりあえず練習やってもらうのが1番ね!
黒澤ルビィ
ホンモノのスクールアイドルの練習…
渡辺曜
でも、練習はどこでやるの?
高海千歌
あっ…
黒澤ルビィ
屋上はダメですか?!
高海千歌
屋上?
黒澤ルビィ
μ'sはいつも屋上で練習してたって…
高海千歌
そうか!
渡辺曜
屋上か〜
高海千歌
行ってみようよ!
-屋上-
高海千歌
うわぁーい!
渡辺曜
富士山くっきり見えてる!
国木田花丸
でも、日差しは強いかも…
高海千歌
それがいいんだよ!
国木田花丸
ん〜、気持ちぃズラ〜
黒澤ルビィ
花丸ちゃん?
高海千歌
さぁ、はじめようか!
−階段−
黒澤ルビィ
花丸ちゃん…
国木田花丸
ダメだよ…
ルビィちゃんは走らなきゃ…
国木田花丸
無理に人に合わせちゃ駄目だよ…
黒澤ルビィ
合わせてるわけじゃ…
国木田花丸
ルビィちゃんはスクールアイドルになりたいんでしょ?
黒澤ルビィ
う!
国木田花丸
だったら前に進まなきゃ!
国木田花丸
さぁ…
行って(❁´ω`❁)
黒澤ルビィ
で、でも…
国木田花丸
さぁ!
黒澤ルビィ
うん!
黒澤ルビィ
やった、やった!
渡辺曜
スゴいよ!
スゴいよ、ルビィちゃん!
高海千歌
やったよ、登りきったよ〜!
-階段のところ-
黒澤ダイヤ
何ですの?こんな所に呼び出して
国木田花丸
ルビィちゃんの…
ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげてください!
黒澤ダイヤ
ルビィの?
黒澤ルビィ
お姉ちゃん!
黒澤ダイヤ
ルビィ…
これはどういう事ですの?
黒澤ルビィ
ルビィね!
-翌日-
小原鞠莉
良かったね
やっと、希望が叶って
-図書室-
黒澤ルビィ
ルビィね!
国木田花丸
あっ…ルビィちゃん?!
黒澤ルビィ
ルビィね、花丸ちゃんのこと見てた!
ルビィに気を使ってスクールアイドルつってるんじゃないかって!
ルビィのために無理してるんじゃないかって
心配だったから!
でも、練習の時も屋上にいる時も
花丸ちゃん…嬉しそうだった!
それ見て思った…
花丸ちゃんスクールアイドル好きなんだなってルビィと同じくらい好きなんだなって!
スクールアイドルが!
国木田花丸
えっ…マルが?まさか…
黒澤ルビィ
じゃあ…
何でその本そんなに読んでたの?
国木田花丸
それは…
黒澤ルビィ
ルビィね、花丸ちゃんとスクールアイドル一緒に出来たらってずっと思ってた!
一緒に頑張れたらなって!
国木田花丸
ううん、それでもオラには無理ズラ…
体力ないし向いてないよ…
黒澤ルビィ
そこにうつってる凛ちゃんもね、自分は
スクールアイドルにむいてないって…
そう思ってたんだよ!
桜内梨子
でも、好きだった…
やってみたいと思った!
最初はそれでいいと思うけど?
黒澤ルビィ
ルビィ!スクールアイドルがやりたい!花丸ちゃんと!
国木田花丸
マルに…出来るかな?
高海千歌
私だってそうだよ?
高海千歌
1番大切なのは「出来るかどうか」じゃない!
「やりたいかどうか」だよ!
-部室-
高海千歌
じゃあ、いくよ!
せーのっ!( 。・ω・。)ノ 凸ポチッ
桜内梨子
4999位…
黒澤ルビィ
上に5000組もスクールアイドルがいるってこと?!
すごい数…
国木田花丸
さっ、ランニング行くズラ〜!
千歌、曜、梨子
おー!
-continue-
いいねして作者を応援しましょう!
第3話 〜新メンバー〜
コンテスト受賞作品
もっと見るONE N’ ONLYオーディオドラマ原案コラボコンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- ホラー
魔法少女スターターセット 𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
「魔法少女スターターセットをあなただけに無料プレゼント!!」 とある日、こんなメールが届いた。 魔法少女?スターターセット??そんなものこの世に存在するわけがない。だって、魔法なんて誰にも使えないんだから。 ただのいたずらだと思っていたら、次の日の朝、スターターセットが届いていて…!? ※あまり、派手にはやらかしません(?)何かあれば💬まで。 表紙の箱が潰れているのは気にしないで下さい((
- 青春・学園
私はマネージャー(仮)~男子バスケ部入部します!~
2017年全国中学校体育大会。そこでは1人の少女が注目を集めた。 弥永(みよう)中学校女子バスケットボール部3年、ポジション:パワーフォワード、羽屋 瑠偉奈(はや るいな)。彼女のプレーには目を見張るものがあった。誰もが高校での彼女の活躍を期待した。だが、彼女は2018年のインターハイに姿を現さなかった。 なぜなら────。 この小説はフィクションです。実在する大会などに関係はありません。 米印の単語の意味は、作者がバスケをしていたときの知識やインターネットから引用しています。間違っていたら指摘していただけると幸いです。 表紙:ノーコピーライトガール様
- 青春・学園
夏が終わる
夏休み終了直前、陽介と奈津は夏祭りに行った 楽しんでいると、突然目の前が真っ暗になり、気づくと日付が戻っていた ずっと夏休みにいられると喜ぶ陽介に対し、奈津の表情は暗く…………
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。