1年B組とはクラスが隣だけど、
用がなければ行くことは無い。
今日は、用があるから来たわけでして。
そっと教室のドアから覗いてみる。
ひときわ賑わってる窓側の後ろから2番目の席
女子「颯太くん、昨日のあのドラマ見たー??」
颯太「おー、見た見た!」
女子「主人公の〇〇がさ〜、、」
男子「てか颯太!!次の時間の宿題見せて!!」
颯太「あーはいはい(笑)」
たくさんの人に囲まれてる颯太がいた
これが人気者ってやつなのか
それにしても、あの女子
颯太にベタベタしすぎじゃない?!←
「あれ?結とあなた?」
振り返ると、そこには1年B組サッカー部の隼人、
徹先輩、拓海先輩がいた。
結・私「「おはようございます!」」
徹先輩「おはよー!
あれ?2人ともA組じゃなかったっけ?」
結「あー、そうなんですけど〜、、、」
拓海先輩「……あ!
結、ちょっと頼みたいことあるんだ!」
そう言って何かを察したのか、
拓海先輩は結を連れてどこかへ行ってしまった
結はごめんね!とジェスチャーを送ってきた、
けど、、
隼人「どうした?誰かに用?」
なかなかピンチなんですけど!?
私「あーー、えっと、、」
徹先輩「…………」
私「あ、そうだ、英語!!
英語の辞書、借りようと思って!!」
隼人「誰に?」
私「えーーーーっと、、」
徹先輩「…………‥俺の貸すよ」
私「へ?!」
徹先輩「ほら、授業始まっちゃうから!」
そう言って徹先輩は私の手を取り、
スタスタと歩いていく
ごめんなさい、徹先輩
次の授業、、、
英語じゃないんです(泣)
てか、手はいつまで繋いでいるんだろうか、、
なんでこうなった!?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。