私は今、服を迷っている。悩むなぁ…
ここは女の子らしくワンピースにするか…。となったところでどのワンピにするか、下になにを合わせるかで悩み始めた。
悩み、悩んだ結果…白がベースで小花柄のワンピにした。そして、下にはショーパンに、ニーハイを合わせた。
そして、ちょっとヒールのあるパンプスを履いて、プリンとミルクレープを入れた紙袋を持って公園にむかった。
公園に着くと隆くんがいた。
隆くんは手で顔を覆う。
耳が赤くなっていた。
私は照れ隠しのためにすぐに言葉を続けた。
2人で言い合っているこの時間が楽しかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!