私は少しの罪悪感と楽しみさを背負い、家を出た。
忠義の家はすぐ近く。
忠義の家の直前まで歩くと上から声が降ってきた。
上を見あげると…
すると…ガララッ
そろそろ首もつらいなぁって思ってたからちょうどいい。
玄関に入ってさっき見上げていた方の部屋に向かった。
カチャ…
その部屋はギターやドラムなどの楽器があった。
そしてツンとタバコの匂いがした。
その匂いは甘い匂いだったがツンとしたタバコ独特の匂いがした。
すばるくんのタバコの匂いの方が好きやなぁ…
そうして、錦戸くんが運転席、忠義が助手席、私が後部座席に座り、出発した。
いつのまにか罪悪感なんて消え失せて楽しい感じしかなくなった。
____私はまだ気づいてなかった。
この後おこることに___
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。