第30話

土曜日。ー待ち合わせー
1,508
2017/11/16 13:06
あなた

よし。気合、入れ過ぎてない服。歩きやすい靴。楽でそこそこ可愛い髪。
おっけー✨

私は少しの罪悪感と楽しみさを背負い、家を出た。
忠義の家はすぐ近く。
あなた

あ、ゆっくり歩いてたのにもう着いちゃった。

忠義の家の直前まで歩くと上から声が降ってきた。
錦戸亮
おーい、あなたー。上!
あなた

錦戸くん?

上を見あげると…
錦戸亮
よぅ!
あなた

タバコ吸ってるの?

錦戸亮
せやで。タバコ嫌いやった?
あなた

ううん。私どうしたらいい?

すると…ガララッ
大倉忠義
ん?声聞こえへんかった?
あなた、きてもうた?
あなた

忠義?

大倉忠義
おぅ!きたかぁ!
あなた

うん!

大倉忠義
とりあえずうち入りぃや?
亮ちゃんタバコ吸ぅてるし。
あなた

わかったー!

そろそろ首もつらいなぁって思ってたからちょうどいい。
玄関に入ってさっき見上げていた方の部屋に向かった。


カチャ…
錦戸亮
あなた!
あなた

来たよ?どこ行くの?

その部屋はギターやドラムなどの楽器があった。

そしてツンとタバコの匂いがした。
その匂いは甘い匂いだったがツンとしたタバコ独特の匂いがした。
すばるくんのタバコの匂いの方が好きやなぁ…
大倉忠義
…ってゆう予定やねんけど、どう?
あなた

ほぇ?あ…ごめんっ!聞いてなかった!もっかいゆうてくれん?

大倉忠義
もー、ボーってしたらあかんでー?
あなた

ごめんね…?

大倉忠義
あのな、まず亮ちゃんの運転でショッピングモール行くねん。んでな、俺の家でご飯食べるねん。
3人で作るんやで💕どや?
あなた

おぉ、意外といいプランやねぇ。

大倉忠義
意外と笑
錦戸亮
大倉が考えたみたいに言っとるけど考えたん俺やねんぞ?
あなた

錦戸くんが考えたん!?さすがやね笑

大倉忠義
ほらほら、タバコも吸い終わったことやし、行こや?
あなた

ほーい!

そうして、錦戸くんが運転席、忠義が助手席、私が後部座席に座り、出発した。
いつのまにか罪悪感なんて消え失せて楽しい感じしかなくなった。









____私はまだ気づいてなかった。
この後おこることに___

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