私は翔に恋をした。
いつしたのだろうか。それは何日か前の王子様のお話……
4月1日 入学式
入試の成績順に出席を採った。1番それはいずれ私の人生を変えた王子…いや、三浦翔だ。
私は、結構最後の方だった。
入学した生徒による挨拶では王子が語った…。
その姿はまるで民衆の前で自分の意見を語る王そのものだった。
入学式が終わった。
その後、クラスでのことだ。
私は王子と同じクラスの隣だった。私は翔と彼は華と呼びあっていた。
だが、翔はいつもクラスの中心で女子からは。モテていた。
私は翔と日に日に話さなくなった。
何日か経つと…私は涙が出てきた…
やっと気づけた。
「私は翔のことが好き。」
でもそれは気づいてはいけなかった。だって翔には…あの子がいるから。
僕は女子が苦手だ。
それで人を…
これが僕の罪だ。
絶対に教えない。
何がなんでも守ってみせる。
読んで下さいましてありがとうございました。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。