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第9話

二人での下校は禁止!
ああ…やっと家が見えてきた…

と少し走るスピードを緩めたところで、エーシュカが「ねえあなたちゃんってば」と呼んでいたことに気がつく。
あなた

…あ、ごめんねエーシュカ。いきなり走らせちゃった

私がそう謝ると、エーシュカは
エーシュカ
いやまあそれはいいんだけどさ…


" もうすぐ家に着いちゃうけど、俺この姿のままで大丈夫? "



……おっと、危ない危ない。
確かにこの姿で家に入ったら不審者or私の彼氏or不審車になりかねない。

完全に忘れてた……近所の人に私と、エーシュカの姿を見られていないだろうか。

" あそこの家の娘さん、金髪で背の高い男と手を繋いで走っていたのよ "なーんていうことがお母さんの耳に入れば、絶対追求されちゃうし、

「違うの!あの人は私の家の猫のプリンなの!」

なんて言っても信じてもらえない。ただ私への不信感が増すだけ……
あなた

ごめん!今すぐ猫の姿になって!



-----------------

あなた

やっと家に着いたぁ…

私は自分の部屋に入って早々ベッドに体を投げる。

猫のエーシュカは「にゃあ」とひとつ鳴いた。




ピロン

携帯の通知音が鳴った。

ピロン

また通知音が鳴る。


ピロンピロン

ピロンピロンピロン


もう疲れてるのに…なんなの〜…

そう思いつつも、手は勝手に携帯を掴んでいた。
あなた

………なにこれ!?

通知音の正体は、友達からのメッセージだった。
クラスメイト
彼氏とのランニングデート激写!笑
そのメッセージとともに送られてきた何枚もの写真。

さっきの私とエーシュカだ…

全速力で走る私と腕を掴まれた状態のエーシュカが映っている。
クラスメイト
さっきの二人、みんなパシャパシャ写真撮ってたから、明日やばいかもよ…
と、また別の友達からメッセージが届いていた。
あなた

う、う、嘘でしょ…!?

エーシュカ
にゃあ?
1番避けたかったことが、今現実になっている。
もう絶対明日、みんなに冷やかされる…!
あなた

エーシュカ!

私はとっさにエーシュカの名前を呼んでいた。
エーシュカ
にゃあ?
あなた

明日以降、二人で下校するのは禁止!迎えに来なくても大丈夫だから!!

私がそう声を張り上げると、エーシュカは少し不満そうな顔をしていた…気がした。

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