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第10話

愛の逃避行?
案の定、次の日からクラスは私と謎の金髪男(エーシュカ)のことで持ちきりだった。


今日だけで何度「いとこだから!」と言ったことか…
まあ多分、みんなその"いとこだから!"をあまり信じていないだろうけど。

写真だけではなく、動画まで撮っている人がいて、みんな「私もイケメンと愛の逃避行したい〜」なんて言っている。

……ん?愛の逃避行?

ひどい勘違いだ。あれは私が小さい頃から育てていた愛猫で、それ以上もそれ以下もないというのに。

ましてや、エーシュカが"彼氏"なんてエーシュカも迷惑な話だろうなぁ…

まあ私が言わなきゃ、クラスで私たち二人が話題になっていることはエーシュカは知らないままなんだけどね。
………なあ
後ろからいきなり肩を叩かれてて、びくっと体が跳ねる。

この声は、
金髪とは、本当にいとこなんだよな?
………永瀬、くん?

永瀬くんが声をかけてくるなんて、驚きが隠せない。私がぽかんとしていると、永瀬くんは頭をかきながらまた、私に同じことを聞いてきた。
永瀬くん
…あの金髪とは、本当にいとこなんだ?
あなた

あっ、うんそうだよ。いとこいとこ!

私がそう答えると、永瀬くんはふーんと、自分から聞いてきたくせに、まるで興味がないようなそぶりを見せてそのまま教室を出てしまった。

永瀬くんは、クラスでもあまり自分からは話しかけない方だから、びっくりしちゃったよほんと。

私の周りにいた友達も、少しびっくりした様子。


しかし、永瀬くんまで私とエーシュカのことを疑ってるなんて…
周りからは、私が金髪の人と付き合ってそうに見えるのかな。ちなみに私の理想の人は黒髪で、メガネかけているような知的な人、なんだけど。ほんとエーシュカとは真逆である。
むしろ、永瀬くんの方がその理想に近いくらい。(黒髪しか合っていない)

今はもう変な噂が、これ以上広まらないようにただただ祈るしかなかった。
隣のクラスの人
あの子だよあの子!金髪と手を繋いでいた人!
廊下から、そんな声が聞こえてきた。
まさか他のクラスにまで、噂が広がっていたなんて…
ため息ばっかりだ。

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