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第15話

深紅の薔薇 ①
…………うーん、今どうこう考えても分からないし、なぁ…
あなた

永瀬くんの猫ちゃんにも、会いたいなぁ…

永瀬くん
今度、機会があったら会わせてあげるよ
今は、ミーシャちゃんを考えることにした。
ミーシャちゃん、可愛いんだろうなぁ…
私は、頭の中でミーシャちゃんを思い描き、少し頬が緩む。

そんな中、永瀬くんは突然「あ、やばい」と言って立ち上がった。
永瀬くん
ごめん。俺そろそろ塾に行かないといけなくてさ
まずいまずい、もしかしたら長い間引き止めてしまったかもしれない。
あなた

あ、ごめんね。話聞いてくれて、ありがとう!

永瀬くん
いや大丈夫。またその猫が見つかったら、お互いの猫を会わせてみるのも面白いかもね
さすが永瀬くん。なかなか面白いことを考えるなぁ。
ミーシャちゃんとエーシュカ、会わせたらどうなるんだろう。恋でも生まれたりしたら楽しいなぁ、なんて考えながら永瀬くんと別れて、私も家に帰ることにした。

…エーシュカに、会いたいなぁ。

これがただの寂しさではなく " 恋 " だと気がつくのはもう少し先になる。



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人間の世界に降り立ってからは、初めてこの世界に戻ってくることになる。
「あっ、あなたは……!」


国の入り口で、俺の顔を見るなり、慌てる門番。俺が少し睨むと " 失礼しましたどうかお許しくださいっ! " とペコペコ謝る。

疲れるな、この国は。

でもなにも変わっていない国の風景に、少し安心しながらも俺はあるところへと向かう。
そのあるところ、とは俺が生まれたところ、だ。



城の入り口に辿りつくと、城の門番が、「名前は?」と尋ねる。




「……エーシュカだ」




その瞬間、険しい表情を浮かべていた門番がすぐに俺の前で敬礼をした。


「どうぞ、中へお入りください。…王子!」

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