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第25話

尾行開始 ③
エーシュカ
…まず、確認したいのは、あなたは本当に次期女王のミーシャなのか?
猫の国でも、お互い見合いの写真でしか見たことがなく、その上人間の姿になられちゃあ、確認する術が無かった。

お互い、なぜか正座をして、顔を見合わせる
ミーシャ
ええ、そうです。私は一目ですぐわかりましたけどね。あなたがエーシュカ様だということが
ミーシャは少し笑いながら答えた。

ならあの日、あなたちゃんと永瀬を尾行することになった日、向こう側の道から学校へと向かっていた黒猫は…ミーシャ、だったのか?


それなら、あの時俺が感じていたオーラは?

エーシュカ
……変なことを聞くけど、ミーシャは、この家の飼い主のことが、…永瀬のことが好きなのか?
俺がそういうと、ミーシャは、目を見開き、" なんで知っているの!? " と言いたげな顔を見せる。
エーシュカ
……いやまあ俺も、実は飼い主のことが、好きなんだ。ミーシャと同じだよ
本当はこんな恥晒しなどしたくないが、ミーシャも俺と同じ境遇なら、この気持ちを分かってもらえるはず。
どれだけ自分が惨めで、愚かなものかということが。
ミーシャ
まるでお見通し、と言った感じですね。…そうなんです。好きなんです
" こんなこと、婚約相手の目の前でいう話じゃないんですけどね " とミーシャは照れ笑いを浮かべた。

…確かに、俺も目の前の人が婚約相手だということをすっかり忘れていた。なにか失礼なことを言ってないだろうか。
ミーシャ
本当に、苦しいですよね。飼い主にこんな感情を抱くなんて。自分が馬鹿らしくて…
本当に、その通りである。でもどんなに自分を責めても、気持ちは変わらない。変われない。だから俺は、目の前の婚約相手とは、結婚できない。きっとミーシャも同じはず。


………ああ、そうか。


二人で協力すれば、この婚約を破談させることが出来るかもしれない。
エーシュカ
…なあ、ミーシャ。1つ協力してほしいことがあるんだ

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