二人の王子にキスされて、悩んだまま合宿。
「おはよ~♪」
桜迫ちゃんは可愛い服を着こなしていていた。
「可愛い・・・」
「えっ?あ、ありがとう❤️どう?先生♪」
西本先生のところに走っていっていた。
「おはよ♪りんちゃん」
白沢君と黒沢君。二人は名前通り、
白沢君には白。黒沢君は黒だった。
「お、おはよう」
黒王子は私の手を引いて無理矢理隣に座らされた。
「痛っ・・・」
「れん、僕もりんちゃんの隣に座りたいな」
「ここは二人席だ」
二人は喧嘩してるみたい。
「・・・」
「佐藤」
西本先生に呼ばれた。
「はい?」
「俺のとなりに来い」
先生のとなりに座った。
「ありがとう。先生」
ポンポン。と頭を撫でられた。
~キャンプ場×その夜~
「集合!」
先生の掛け声でみんなロビーに集まった。
「えー・・これから就寝にはいる。部屋に異性をいれることは禁止。そして、23:00には消灯するように」
「はーい!」
みんな部屋に入った。私は暖かいものを飲んでいた。
「おい」
黒沢君だ。
「なに?」
「お前、誰にでも隙を見せてんじゃねえよ」
顎を高くあげられた。
ドキン・・・。
「やめ・・」
振り切ってそこを離れた・・・。
グス・・・グス・・・。
~十分後~
チャポン。
入浴場は私一人だった。貸切状態。
「ラン♪ラン♪」
ガラガラーーーー。
誰かが入ってきた。
「え・・?」
その相手とは・・・?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。