いよいよ。修学旅行の日!
でも私は皆より遅れて集合場所に行った。
西本先生が話があると言われて、先生と一緒に車に乗った。
「桜迫に告白された。」
「うっそ!おめでとう♪」
「・・・。俺には好きな人がいる。でも桜迫を傷つけたくない」
「・・・そっか」
「どう伝えればいい?」
「それは、自分の気持ちを正直に伝えた方がいいと思いますよ?」
「・・・ああ」
「ファイト!先生♪」
先生の恋も、私の恋も頑張らないと。
ホテルについた。
「はよ」
黒沢君だ。
「安心しろ。なにもしない」
「・・・」
今日一日はやけに黒沢くんがカッコよく見えた。
なぜか胸がドキドキした。
ドキン・・・。
「りんちゃん♪」
夕食の時。白沢君が隣に座った。
「あ、白沢君」
左側には黒沢君。
「・・・」
黒沢君に手を握られた。
ドキン・・・。
胸がなった。恋じゃないのに・・・。
その後。
ご飯が終わって黒王子に呼ばれた。
「な、なんですか?」
「お前は俺のもんだ。だから勝負に絶対勝つ。いいな」
「・・・」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。