第10話

勝負
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2017/11/26 13:29
対決は変更して、料理対決になった。

ジュージュー。

決勝まで残ったのは、黒王子と白王子だった。

「かっこいい~♪黒王子」

「えー。私は白王子派」

女子が騒いでいた。

「はあー・・・」

『それでは料理対決を始めます!』

私は観客席で見ていた。

『お題は、かつ!アレンジは自由自在!では調理開始です!』

美味しい匂いがしてきた。

一時間後。昼食は二人が作ったかつ!

「わあー♪」

美味しそう!

私の前に置かれたのは、黒王子のかつ。卵でとじていた。

「いただきます」

パック♪

「んー♪美味しい~♪」

「フッ。こんな物もお前作れないのか?」

ドS王子に戻った。

「すみません」

「俺の女になるんだから、料理くらい出切るようにしとけよ」

「え?今なんて・・・」

グイッ。と顎を高く挙げられた。

「お前は俺の女だ」

ドキン・・・。

「どうした?顔が真っ赤だぞ。いつもみたいに抵抗しないのか?」

「・・・。なによ」

離れた。

『では、判定結果が出たので選手のみなさまはステージへ』

二人はステージに登った。

『判定の結果。黒沢君の勝利!!』

パチパチ・・・。

「フッ。しょせん俺には勝てないんだ。なあ。はると」

「今日は負けたけど、僕の方がりんちゃんにふさわしいよ。告白もされたしね」

「なんだよ。お前なんか」

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