集会が終わって、萌が話しかけてきた。
「あなた!島仲先生良さげだったね😁」
「まぢ!? なんかチャラチャラしてたし、あんまだわw」
「あーあなたには合わない感じか。」
「まぁ、そんなとこ。どうせ、同じ学年でもないし授業教えてもらうわけでもないからね。なんとも。って感じー」
「それくらいがいいと思うよ。」
「でました。萌さんの上から目線ッッ!!ww」
「ちょっ、あなたーー!いま、真剣に言ってあげたのにーーーー。」
萌と話すのは本当楽しい。
そう思いながら私たちはそれぞれの学級に入る。
萌も楽しいって思ってくれてたらいいなぁ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。