第10話

距離が縮まるトキ。
511
2017/11/17 06:11
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
あなたsaid
流くんが入院して一週間がたった。
私はお見舞いにお花を買うことにした。
~チリン~
『あの〜すみません、』

"いらっしゃいませ"

『あの、シロタエギクってありますか?』

"お待ちください。"

私はこのお花を買い、病院に向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺は入院して一週間がたった。

ほとんど毎日来てくれるあなた。

~ガラガラ~

『流くん♪』

そして今日も。

「いらっしゃい♪」

『見て、お花買ってきたの、』

「おぉ!コレはシロタエギクやな、でもなんでこれ?」

『ん〜、流くんの得意な花言葉ってやつかな♪』

「調べて買ってきてくれたん?」

『うん、まーね、こんな事しかできないし…』

俺はあなたを抱きしめた、

『ちょっと、どうしたの流くん、寝てないと、』

「いや、こうさせてや、少しでいいから…こうさせてや、、」

『流くん…』

俺は彼女の温もりを体で感じたかった。

プリ小説オーディオドラマ