嵐の楽屋では────
翔「森川さんと武内くんはさ、あなたの友達?」
紗奈「友達っていうか…」
奏磨「幼馴染です!」
和「へぇー!そうなんだ!あなたに幼馴染がいたとは…(笑)」
あなた「私にだって幼馴染はいるよ(笑)」
潤「いつから一緒なの?」
あなた「幼稚園からだよね?」
紗奈「うん!私がひとりで遊んでいる時に、あなたから声掛けてくれたんだよね!あの時ほんとに嬉しかった!」
あなた「私も友達いなかったからさ、人見知りで、声掛けるの大変だった。でも、紗奈とは仲良くなりたくて、声かけちゃった(笑)」
奏磨「俺と出会ったのってさ、あれだよね?」
あなた&紗奈「あれって?」
奏磨「忘れたの?!お前らが男子と女子に嫌がらせされてた時のこと」
あなた&紗奈「あー!あの時か!」
奏磨「そう、あの時だよ。俺らがずっと一緒にいるようになったのは(笑)ほんとに俺がいなかったらお前らどうなってたか…」
雅「え!?なになに?めっちゃ気になる!」
奏磨「最初は全然気づかなかった。嫌がらせ受けてたなんて。でも、俺、一人だったからさ、みんなの行動見てて、2人がよく一緒にいたから、仲いいなーって思ってた(笑)」
あなた「そうだったんだ(笑)」
奏磨「俺もあんなに仲いい人いたらなーって思っててみてた。まぁ、正直、寂しかった(笑)それで、よく2人をみてたってわけ。そしたら、様子がおかしいから、ちょっとあとつけてみると、男子と女子に嫌がらせ受けてて」
智「そこでも嫌がらせを?!」
奏磨「はい。最初、助けるかどうか迷ってた。俺だって、怖かった。しかも、一人だったから…でも、お前らが泣きそうになって、助けを求めてるのをみて、これは、俺が行かなきゃいけないんじゃないか?って思って」
紗奈「ほんとにあの時はありがとう。助かった」
奏磨「怖かったけど、お前らの笑顔を見たとき、助けてよかったなって思った。そしたら、あなたが、話しかけてくれて、紗奈と仲良かったから、紗奈とも仲良くなったってことです」
あなた「奏磨が助けてくれなかったら私たちはこんなに仲良くないもんね!ありがと!奏磨!」
和「そんな事があったんだね。だから、今でもそんなに仲がいいんだ」
あなた「まぁ、喧嘩した時もあったけどねー(笑)」
雅「どんな喧嘩?!どんな喧嘩?!」
あなた「教えなーい(笑)」
雅「えー、教えてくれたっていいじゃーん」
翔「まぁまぁまぁ(笑)」
楽屋での話は次の話まで続きます!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。