久しぶりに学校以外に外の所行くな〜。
ついでに色々買っとくか。
驚いた。私が今、電器屋さんの場所を聞いた人は、赤い目をしていた。普通ではなさそう。私も普通ではないけど。
その人と目を合わせると、なんだか急にだるくなった。でも、電器屋さんの場所を、教えてくれるみたい。
何故、目が赤いのかを聞こうとした瞬間、急にその人は、その赤い目で私を睨んだ。私は、その瞬間、一気に全身の力が抜けて、意識がとんだ。
目を開けると、そこは、ショッピングモールではなく、暗い部屋?だった。奥には、さっきの赤い目の男性がいる。後、同じ赤い目をした、人達が男女合わせて5人くらいいる。
赤い目の男性は、パーカーのフードを被って、ヘッドホンをしていたからか、私の声が聞こえなかったみたいで、私の質問に答えてくれなかった。しかし、同じ赤い目をした、女の人が答えてくれた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!