お兄ちゃん、そんなふうに呼ばれてたんだ…
ははは、
まぁ、興味ないし
〜 お昼休み 〜
あかりとりこは他の子と食べるらしい
久しぶりの1人かぁ、
あ、じゃあ、あそこ行ってみようかな
私が高校のはじめの頃よく行ってた中庭
変わってないなぁ…
って、そりゃそうか
私は近くのベンチに腰掛けお弁当を広げ始めた
( パクッ
んん〜、やっぱお兄ちゃんが作る弁当美味しいな〜
しかも、可愛いし!
( (´~`)モグモグ
食べていると後ろから突然声がした
んんっ、っ、ごほごほ
そう言って隣に座って来た
あれ、でも、お昼はいつもまゆか先輩と食べてるってあかりが…
あー、気まずい!!
早くどっか行ってくんないかな〜
そう言いながら先輩がこっちに走ってくる
うわぁあ、
私今挟まれてるよぉ、!!
こ、こんな状況で食べれるかぁ?!?!
と私が掴んでいた卵焼きに被りついた
と平野先輩が頬に手を添えてくる
し、心臓がぁああ、!!
なんて笑い合いながら今日のお昼が終わりました
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!