ちょーっと走っただけなのに汗が出てしまう、
ほんと私って体力ない、、
…
少しの沈黙…、
え、あ、私が永瀬先輩に用事があったんだった、!
え…
と、自分の手元に視線をおとした、
咄嗟に手を離す
やばい、
私絶対顔真っ赤だ、、
さいあくぅーー、っっ
へ?
恥ずかしくなりすぐ顔を手で隠した
完全に忘れてた…
やだな…
んもう、恥ずかしいのに!!
初めてなのにぃぃ、、
こうなったら勢いで言っちゃえ!!
あわわ…言っちゃったよ……
…
何この沈黙、、
もう、バラしちゃお
ん?…私の聞き間違えだよね、そんな…こと…
んぇ?今なんて…え、…えぇ?!?!
え、?
う、うそっ…?!
…
あ…
やば、い…絶対やばいよこれ、
早く逃げちゃお、
( ガシッ
永瀬先輩の細い腕に掴まれてしまった
私が振り返った瞬間、、
ちゅ、
唇に暖かくて柔らかいものがあたった、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。