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第29話

決心
バンッ___
大きな音が耳元で聞こえ、目を開けようとした刹那。
時雨 旭飛
時雨 旭飛
・・・やばい、ごめん。
私の耳のすぐ横にアイツ・・・旭飛の顔があった。
あなた

うぎゃ・・・!

本当は、まだ可愛らしい声を出そうと思った。

きゃっ

的なの。

でも、膨よかな体型のおじさんがこっちにもたれてきて・・・


こんな声が出たのさ。


時雨 旭飛
時雨 旭飛
おい・・・っ大丈夫か?
大丈夫じゃないのは旭飛の方なはずなのに。

こんな時でも私のことを気にしてくれる。


コクンとしか頷けない私。


その後はまた無言。




そのまま一駅過ぎると次が降りるところ。




降りれないだろうな・・・


なんて、思ってる私の考えを他所に彼は声を張り上げる。
時雨 旭飛
時雨 旭飛

おります!通してください!

身長の高い旭飛の声はよく通り、近くの人から道を開けてくれる。
開けてくれた道を旭飛の後ろから通ると、乗っている人たちからの声が聞こえてくる。
『こんな狭いところで松葉杖なんかついて・・・』

『バスでも乗ればいいのに・・・ねぇ』

『狭いところで場所をとらないでほしいねぇ』

『普通に邪魔じゃね?』
他方から聞こえる中傷の声。

自分だってなりたくてなった訳じゃないのに・・・




はぁ、と前から・・・旭飛の口から聞こえた最大なため息。


やっぱり私のせいなのか・・・









その後もずっと無言のまま歩き続けた。




でも、私はその時に決心がついた。







話そう。


色々と。


言わないといけないんじゃない。












言いたいの。