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第56話

ずぶ濡れの彼女①
翼side
あはははははははははははははっ





ん?なんやこの声。


いまは、友達と昼飯を屋上で食おうと思って、階段を上がろうとしてたとこ。

上から奇妙な笑い声が聞こえてくる。
火影 樹
火影 樹
なんだろうこの声。超高い
俺がこの高校で初めて友達になった樹が言う。
小鳥遊  翼
小鳥遊 翼
俺も思った。まじ高笑いって感じのやつやなぁ
橘 大雅
橘 大雅
どーせ増田とか、中島とかなんじゃ・・・
隣で大雅が名前をあげる。



まさにビンゴだ。


屋上の階段から4人で降りてくる。
中嶋 さくら
中嶋 さくら
何してんの〜?
こいつはたしか・・・中島さくらやったか?

なんか、ノリいいヤツてきな印象やったような・・・
火影 樹
火影 樹
屋上で昼飯食おうと思って。
樹がはよどいてくれといわんばかりの顔で言う。
あれ?

一瞬4人の顔が引きつったように見えたんやけど、
増田 夏帆
増田 夏帆
か、夏帆たちもお昼食べようと思ったんだけど、寒すぎて食べられないよ。
橘 大雅
橘 大雅
俺ら、さっき体育だったから暑いし・・・
河瀬 美穂
河瀬 美穂
教室で、みんなで食べよっ、ね?
小鳥遊  翼
小鳥遊 翼
・・・教室戻るか?
このままやと拉致があかへんとその場の男子は思ったらしく、大人しく教室への道を戻る。


その後ろを女子がついてくる。


だが、この場の俺達はそんなに馬鹿な奴らではない。
火影 樹
火影 樹
屋上。見られたくないものとかあんじゃないのかな?
橘 大雅
橘 大雅
翼見てこいよ。多分、、、アイツだから。
教室に入るなり、2人が俺に話しかけてくる。

俺も同意見だ。見られたくないものがある。

そしてそれは・・・あなただ。
小鳥遊  翼
小鳥遊 翼
これ頼む。
俺は、大雅にお弁当を預け、教室を出た。

そのまま、階段を駆け上がる。


もしも、俺達の考えがあってるんなら、、なんであなたを見られたくないんや?


何をしたんやろか?
俺は、そんな考えを胸に、扉を勢いよく開け放つ。


ガチャ───
小鳥遊  翼
小鳥遊 翼
あなた?
俺の声に反応し、振り向く彼女。


ただ、座り込んだるだけやと思ったが、違う。


髪から、上靴の先までびっしょり濡れた、あなたが


そのばに座り込んでいたのだった。