第3話

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2018/08/23 07:30
風磨 side

勝利 ... 、勝利 ッ ... 、

風「しょー ... りぃ ッ ... たすけ ッ ... て ッ 、」

健人がまたこちらにくる

ガンッ

風「ぃ ゛ッ ...」

殴られた 、

勝「健人くん !! 何してるの !」

パンッ

勝利が健人の頬を叩いた

勝「風磨くん いくよ」

勝利は リングを 外して 手錠も 足枷も 取ってくれた

勝「健人くん 服借りるね」

そう言って勝利は健人の服を1式持って俺に渡してくれた 俺は勝利に渡された服を着た

そのあいだ 健人はずっと 黙ったままだ 、

風「勝利 、ごめ ッ ...」

勝「風磨くんが 謝ることじゃないよ 、 気づいてあげられなくて ごめんね 。」

すごい 涙が溢れた 。 勝利なら 安全だって 、

安心だって思えたから 、

勝「風磨くん 立てる ?」

もちろん 無理だ 、でも 年下に世話を焼かせるのは 嫌だったから

風「大丈夫」

と答えた そしたら 勝利は 全部 分かってるように

勝「そっか」

って 微笑んだ 、

けど 俺は 立てないから そのまま 転けた ...

と 、思ったら 勝利が 支えてくれた 。

結構力あるんだな ...

勝「風磨くん 歩ける ?」

わかってて聞いてる 、

風「ごめん 、おぶってくれる?」

勝「ん ッ」

背中を 向けてきた

風「ありがと 、」

情けないけど すごく 安心した 、小さな背中が すごく大きく見えた

勝「 いまから 風磨くん もらってくから」

その言葉がすごく 嬉しかった 、

ずっと 押し殺してた気持ちが 溢れてきた

勝利 、好きだ ...

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