風磨 side
やだ 、辛い 助けて ッ ...
風「んくッ ... グスッ... 」
俺は初めて泣いた 辛くて辛くて悲しくて 、
健「風磨の泣き顔もそそる...」
ッ ... お願い 、やめて ... 、
健「じゃあ ...」
カチャッ
あぁ 、リングが付けられた ...
助けて 、中に入った玩具は俺に構わず動き続ける 。
菊「ぁぁ ッ ... んん ッ ... ぃぁ ッ ... 」
誰か ッ ... 助けて ッ 、
ピンポーン
チャイムが鳴った
〇「健人くーん ?」
健「チッ...」
ビクッ
俺は中島 、いや 、健人の舌打ちに 怯えた 、
誰だろ 、誰でもいい助けて ...
俺の中では玩具がずっと暴れてる 、
健人が玄関にいった その時 戸を少し開けていった 、
だから俺は 助けを求めた
風「たすけ ッ ... て ッ ... たすけてッ !!」
健人が走って戻ってきた すごい怒ってる 、
健「風磨 なに? うるさいよ」
ッ ... 怖い怖い怖い怖い 、
風「ごめん ... 、ごめんなさい ッ ...」
〇「どうしたの ?」
ッ ... 助けて ... お願い ... 、
健「いや、別に 、」
健人は戸を閉めようとした
やだ ... 助けて ... 誰でもいいから 、
〇「健人くんしていいことと悪いことあるよね?」
戸があいた
誰かの 顔が見えた ... あれは ...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。